日本の規制を受けない海外のFX取引業者

証拠金を利用した投資取引において、わたしたちが身近に行えるものでは、やはり外国為替証拠金取引、FXという事になるでしょう。

FXは、インターネットでの投資取引が一般の人たちにも大きく浸透していく中で、ネット証券会社でも多くの取り扱いがある人気の高い金融商品となっています。

このFXを取り扱う取引業者は、国内の取引業者以外にも、海外の取引業者が存在しており、同じFXでの取引でありながら、その取引に違いが存在しています。

国内業者と海外業者のFXには、多くの違いがあるのですが、その中で最も大きなものとしては、レバレッジの違いがあります。

レバレッジとは、取引業者に証拠金を預けておき、その証拠金を担保として、実際に投資取引を行う際に、投入した資金よりも大きな数量の通貨を取り扱うことで、大きな利益を出したり、小さな資金でもFX取引を可能にするものになります。

例えば1ドルが100円という外国為替市場の相場があったとした場合、これを1万ドル分取引したいと考えた場合には、通常は100万円の資金が必要という事になります。

しかし、ここに100倍のレバレッジを使って取引を行えば、1万円の投資資金の100倍である100万円分の取引を行えるようになるために、1万ドル分のドルに買い注文を出すことができるのです。

このレバレッジがなければ、1万円の投資資金では100ドル分しかドルを買うことができなという事になります。
レバレッジのないこの状態で、100ドルに買い注文を入れて通貨を保持し、為替レートが変動して1ドルが101円になって、これに対して決済注文をして利益を確定したとしても、そこから得られるものは、わずか100円という事になってしまいます。

もし、先の例の通りにこれにレバレッジを100倍かけて取引を行えば、1万円で1万ドル分の取引が行えるために、同じ投資金額でも1万円の利益が出ることになるのです。

しかし、レバレッジはその利益を大きくする分、その損失も大きくしてしまうというデメリットもあり、先の例であれば1ドルが100円から99円に下落した場合には、1万円を投資して1万円が損失になることになり、投資金額をすべて失ってしまうことになるのです。

こうした事によって、FXでは大きなレバレッジで利益を出す人や、一瞬で資産のすべてを失ってしまうような人たちが相次ぎ、これを重く見た金融庁は、日本国内での個人のレバレッジの最大値を25倍として規制を掛けるようになったのです。

日本の規制を受けない海外のFX取引業者では今でも数百倍という高いレバレッジを利用することができ、こうした違いが、同じFXを取り合う使う業者の間にできるようになってしまったのです。